猫を飼っている人の中には、トイレについての悩みを持っている人も多いと思います。
トイレの失敗や、砂かけをしない猫など、猫のトイレにまつわるあれこれを紹介します!
猫にとってトイレ環境はとても大切なので、猫のトイレ事情に悩んでいる人はぜひ参考にしてみてください。
猫の粗相については、こちら。↷

まとめ
- 大まかに、固まるトイレとシステムトイレの2種類ある
- 猫にとってトイレ環境はとても重要で、理想のトイレがある
- 猫にトイレのしつけは難しいが、本来は砂があればトイレと認識してくれる場合が多い
- 砂かけをしない場合は、トイレ環境の見直しをしましょう
猫トイレの種類
猫用トイレには、大きく分けて2つの種類があります。
固まるトイレ
一般的なのは、固まる砂のトイレです。
その名の通り、排せつ物の水分を吸収することによって猫砂が固まり、掃除をする時は固まった砂のみを取り除きます。
自然下や野良の環境下のトイレ(砂場や柔らかい土)と近いため、比較的抵抗なく使ってくれる猫が多いです。
ただし、採尿や採便が難しいため、検査する場合は工夫が必要です。
また、猫砂の飛び散りが比較的多く、システムトイレよりも掃除の頻度が高めです。

固まる砂が好きな猫は多い!
システムトイレ
システムトイレは、2層構造になっており上段にシステムトイレ用固まらない砂、下段にペットシーツを用いたトイレです。便のみ上段に残り、尿は下段のペットシーツに吸収される仕組みです。
上段の砂と下段のペットシーツ両方の消臭効果が期待できるため、比較的消臭力は高いです。
猫砂の量が少なく、自然下とのトイレ環境と異なることから猫によっては使いたがらない場合もあります。
そのため、固まるトイレから切り替える場合は、徐々に様子を見ながら行うのが良いです。
下段のペットシーツを取り除けば簡単に採尿でき、砂の飛び散りも少ないことから、人気のある猫用トイレです。





システムトイレは消臭力が高い!
猫にとって理想のトイレ
猫にとって理想的なトイレにする為、トイレ環境について以下の点に注意してください。
トイレのサイズ
トイレの大きさは、猫の体長の1.5倍以上にします。
目安は、猫がトイレの中でくるくると回転できる程の大きさです。
トイレの縁に足をかけて使っている場合は、トイレが小さすぎる可能性があるので、大きいものに交換しましょう。
また、小さすぎるトイレは排せつ物や砂がはみ出しやすくなってしまいます。


砂の種類
固まるタイプの猫砂には、鉱物製・紙製・木材製・おから製などがあります。
それぞれ、粒の大きさ・消臭力や粉立ち具合・固まりやすさ・トイレに流せるかどうかなどに特徴があり、一般的には鉱物製の猫砂が一番消臭力が高く、固まりやすいと言われています。
また、猫によってかき心地や粒の大きさは好みが分かれるので、飼いだしてすぐの時は以前使っていた物と同じものを用意すると良いです。
猫砂については、こちらの記事も参考にしてください。↷





砂の好みは猫によって様々!
砂の深さ
トイレの砂の深さは5cm以上としましょう。
砂が浅いと、掻いた時にすぐに底に当たってしまい、猫にとってかき心地が良くありません。
トイレの数
猫はトイレが汚いのを嫌い、排泄を我慢してしまう場合があるので、トイレは猫の頭数+1個を用意しましょう。
排せつ物はすぐに片づけ、月に1回は全砂の入れ替えやトイレ容器の丸洗いをして、トイレを清潔に保つようにしましょう。
トイレのしつけは出来る?
トイレだけでなく、基本的には猫にしつけは難しいです。
また、猫は砂の上で排泄をする習性があるので、しつけたり、教えたりしなくても砂を用意すればそこで排泄する場合が多いです。
しかし、どうしても失敗してしまう場合は、徐々に教えることは可能です。
子猫の場合
生まれたての子猫の場合は、母猫にお尻を舐めてもらって排泄するので、お尻をトントンと刺激して排泄を促します。
生後30日を過ぎたあたりから、自力で排泄できるようになるので、固まる砂のトイレを準備します。
もし寝床などで排泄をしてしまう場合は、排せつ物をふき取ったティッシュなどを砂の上に置き、砂に匂いを付けトイレの場所を覚えさせます。
徐々にトイレで排泄できるようになりますが粗相が続く場合は、トイレをしたそうなしぐさ(床を嗅ぐ・くるくると回る等)をしたら、トイレに連れて行き、覚えさせます。


成猫の場合
猫は元々寝床などの生活空間とトイレを分けたい習性(排せつ物の臭いで居場所を知られるのを防ぐため)があるので、成猫の場合は砂を用意するだけでトイレと認識してくれる場合が多いです。
それでも粗相をしてしまう場合は、子猫と同じように、排せつ物の臭いが付いたティッシュをトイレに置いて、トイレの場所を覚えさせます。
あまりにも粗相が続く場合は、理想のトイレ環境に近づけつつ、泌尿器系の病気がないか動物病院で診てもらうことをおすすめします。
砂かけをしない場合はどうする?
猫は本来、排せつ物の臭いで敵に居場所がバレるのを防ぐために、排せつ物に砂をかけて隠します。
しかし、飼い猫の中には砂かけをしない猫もいます。
子猫であれば、大人になるにつれて砂をかけるようになる場合が多いです。
しかし、成猫でもしない場合は、砂のかき心地が気に入らなかったり、トイレが小さすぎてかけないなどの原因が考えられるので、トイレ環境を見直してみましょう。





トイレ環境を見直してみると良いです
まとめ
- 大まかに、固まるトイレとシステムトイレの2種類ある
- 猫にとってトイレ環境はとても重要で、理想のトイレがある
- 猫にトイレのしつけは難しいが、本来は砂があればトイレと認識してくれる場合が多い
- 砂かけをしない場合は、トイレ環境の見直しをしましょう
猫にトイレのしつけは難しいですが、粗相や望ましくない行動をする時は、猫がそのトイレを気に入っていない場合が多いです。
猫にとって、トイレの環境はとても重要で個体によって好みもあるので、猫の様子を見ながら理想のトイレを作っていきましょう。
トイレは毎日の事なので、猫も人も快適に暮らせるように環境を整えたいですね!
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