みなさんは6本足のBitsy(ビッツィー)という猫を知っていますか?
そんなことあり得る?!と不思議に思うかもしれませんが、実在します。
今回は、海外で見つかった6本足の猫についての記事を紹介します!
猫が持つギネス世界記録については、こちら。↷

まとめ
- カナダで6本足の猫が発見された
- 母猫の子宮内で双子を吸収したことで6本足になった
- 不要な足は手術で取り除き、3本足の猫になり現在は元気に回復している
- こういった現象をバニシングツインと言う
6本足の猫
2025年3月、カナダアルバータ州エドモントンで発見された野良猫は、6本の足を持っていました。
その野良猫は、1歳ほどのキジ白のメスで、童謡「Itsy Bitsy Spider」からBitsy(ビッツィー)と名付けられました。
Bitsy(ビッツィー)を保護した地域の保護猫団体Furgetmenot(公式Instagram)の代表は、「彼女はとても優しくて穏やかだったので、絶対に野良猫ではないと思いました。」と話す。
猫の外での生活はとても過酷です。基本的に食べるのもがなく、夏の暑さや冬の寒さは、そこに居るだけでも体力を消耗します。特にエドモントンの冬は厳しく日中でも-30℃となることもあります。
食べ物がない事や生きていくには厳しい外気温は、日本でも海外でも、猫にとってその過酷さは変わらないと思います。
加えて、Bitsy(ビッツィー)のような体にハンデのある猫は狩りが出来ないため人からご飯を貰う他ないと思いますが、1年も外で暮らしてこられたという事は、お世話をして気にかけてくれる人が居たのでしょう。
そのため、Bitsy(ビッツィー)は野良猫にしては異常なほど人に慣れ、穏やかな猫だったのです。
Bitsy(ビッツィー)の症状
保護団体の公式Instagramの写真からも分かりますが、Bitsy(ビッツィー)は左わき腹辺りから2本の余分な足が生えています。
また、元々の左足もケガをしていてうまく機能しておらず、移動が困難な状況でした。
検査の結果、余分な2本の足には骨盤も付いており、母猫の子宮内で双子を吸収したものであることが分かりました。
結局、Bitsy(ビッツィー)は余分な足2本と機能していない左足の、計3本の足を切除することになりました。
本来のBitsy(ビッツィー)の足と、余分な2本の足の大きさがあまり変わらない所を見ると、余分な足は子宮内で吸収された後も他の足と同じように成長してきたようですね。
そう考えると、小さいうちは比較的歩けていて、体が大きくなって来てから移動が難しくなったのかもしれません。
補足ですが、公開されている手術代約$50は、現在のレートでは日本円にして約52万円です。
Bitsy(ビッツィー)の現状
保護団体では手術のための寄付を募り、Bitsy(ビッツィー)は無事に手術を受けられました。
3本足になりましたが、痛みから解放されたBitsy(ビッツィー)は、現在は自力でご飯を食べ、歩けるまで元気に回復しているとのことです。
元々人に慣れていて、さらに手術で痛みが無くなったおかげか現在のBitsy(ビッツィー)はとても穏やかなかわいらしい顔(上記動画の53秒辺り)をしていますね。
元記事:daily mail

無事に回復して良かった!
童謡Itsy Bitsy Spiderとは?
Bitsy(ビッツィー)の名前の元となった童謡「Itsy Bitsy Spider」は、イギリスなど英語圏では有名な童謡で、小さなクモという意味です。
クモの足は8本ですが、童謡から名付けるのは、海外の人の発想らしくていいですね。
バニシングツイン
Bitsy(ビッツィー)のように双子の片方が亡くなり、子宮内で消えたようにみえる現象をバニシングツインと言います。
亡くなった片方は、そのまま自然と排出されるか、稀に今回のようにもう片方に吸収されることもあります。
人間にも起こり得る現象で、原因ははっきりとは分かっておらず予防法もありません。
まとめ
- カナダで6本足の猫が発見された
- 母猫の子宮内で双子を吸収したことで6本足になった
- 不要な足は手術で取り除き、3本足の猫になり現在は元気に回復している
- こういった現象をバニシングツインと言う
Bitsy(ビッツィー)は、6本足で歩行が困難となっていましたが、手術で3本の足を取り除き、今は元気に回復し、他の猫と変わらない生活を送れるようになっています。
このように、子宮内で双子の片方が亡くなり消えたようにみえる現象をバニシングツインと言います。
バニシングツインは人間にも起こり得る現象ですが、原因がはっきりと分かっておらず、予防法もありません。
日本だけではなく、世界中で猫を気にかけてお世話をしてくれる人が居るのは嬉しいですね。
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