みなさんは猫にまつわることわざや慣用句を知っていますか?
猫の生態や特徴をよく捉えたものが多く、面白いのでいくつか紹介します。
猫の祖先については、こちら。↷

まとめ
- 猫の特性や性格を捉えたことわざや慣用句はたくさんある
- 猫は魚が好きで、見た目と反して凶暴性があることは昔から知られていた
- 猫とネズミの関係性は今も昔も変わらない
- 昔も鰹節を食べすぎて太った猫がいたのかも?
- 猫の生活ぶりはいつの時代も変わらない
ことわざ・慣用句とは?

ことわざとは、古くから言い伝えられてきた、教訓や風刺の意味を含んだ短い言葉を言います。生活経験から来た社会常識を指すものが多いです。
また、慣用句とは、二語以上の単語が結合して、全体で特定の意味を示すものを言います。
猫
古くは、平安時代から日本人の傍で暮らして来た猫。
江戸時代頃にはその数も増え、庶民にも一般的な動物として可愛がられてきました。
そんな、日本人にとって身近な存在の猫ならではの、ことわざや慣用句は数多く存在します。

猫にまつわることわざや慣用句
以下で、猫にまつわることわざや慣用句を5つ紹介します。
猫またぎ

猫またぎは、猫が魚をまたいで通っていく様子を示しています。
日本では、昔から猫の好物は魚だと認識されてきました。
そんな猫でさえも食べたり見向きもせず、またいで通ってしまうほどまずい魚のことを言います。
また、食べるところが残っていない骨だけの魚や、猫でさえも見向きもしないほど魅力に欠ける物という意味もあります。
猫かぶり
猫かぶりは、本性を見せず大人しく過ごしている様子を示しています。
猫は見た目はかわいらしく、大人しく見えますが、内面は凶暴性もあり貪欲なことから出来た慣用句です。
また、見て見ぬふりをすること、知っているのに知らないふりをすることという意味もあります。

今も昔も猫を被る人はいたんですね。
猫に会った鼠
猫に会った鼠は、猫に鉢合わせしてしまった鼠が攻撃したり逃げたりできない、絶体絶命の様子を示しています。
猫を前にした鼠のように、すっかり委縮してしまい、逃げることも立ち向かうことも出来なくなることを言います。
昔から猫はネズミ捕りの役割りがありましたが、その関係性が良く分かりますね。


猫が肥えれば鰹節が瘦せる
猫が肥えれば鰹節が痩せるは、猫が鰹節をどんどん食べ、太っていく代わりに鰹節が細く痩せていく様子を示しています。
太っていく猫と細くなっていく鰹節の対比から、一方が良くなれば片方は悪くなることを例えています。
また、一方に利益があれば、片方には損が生じるという意味合いでも使われます。



物事の真理をついた例えですね。
猫は長者の生まれ変わり
猫は長者の生まれ変わりは、いつも食べて寝てを繰り返している猫の前世は長者(お金持ち)だろうという意味です。
今も昔も、人は猫の生活を見て、「食べて寝てごろごろしてを繰り返してていいなー」と羨んでいるのでしょう。
確かに、現世で猫になることが出来る人は、前世ではとてつもない善人だったのかもしれませんね。



いつの時代も猫の生活ぶりは変わらないのですね。
まとめ
- 猫の特性や性格を捉えたことわざや慣用句はたくさんある
- 猫は魚が好きで、見た目と反して凶暴性があることは昔から知られていた
- 猫とネズミの関係性は今も昔も変わらない
- 昔も鰹節を食べすぎて太った猫がいたのかも?
- 猫の生活ぶりはいつの時代も変わらない
猫は古くは、平安時代から日本人の傍で暮らしており、江戸時代には庶民にとっても一般的な動物になりました。
そんな古くから親しまれている猫だからこそ、猫にまつわることわざや慣用句は多く存在します。
以上で、猫にまつわることわざや慣用句を5つ紹介しましたが、知っているものはありましたか?
昔から、猫は魚好きで気まぐれな性格・かわいらしい見た目と反して凶暴な一面もあることが知られていたと考えると面白いですね。
猫にまつわる知識を付けて、猫も人も快適に暮らせると良いですね!
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